第13回「神楽坂はパリのモンマルトルに似ているのか?」 [火災報知器 小林「小林的geography」]
【まずは下準備】 モンマルトルはおろかパリにすら行った事ないし、神楽坂にしてもちゃんと考えながら歩いた事は皆無。 ここで浮かれて「よーしとりあえず神楽坂に行けば何かわかるでしょ♪」 なんて考えてたら痛い目をみる。 フィールドワーク(野外調査)の前に大切なのは下調べだ。 まずは両方の地図を用意。 今回使うのは1万分の1地形図の新宿。 このなかでも使いたいのは神楽坂界隈ですのでピンポイントで拡大コピー。 できあがったのがこちら。 拡大した神楽坂 そしてモンマルトルの地図がこちら。 英語ばかりのモンマルトルの地図 全部英語で描いてあるため多少ややこしいが、今日のとこはこれで我慢。 今回のターゲットの神楽坂界隈とパリのモンマルトル周辺を調べる。 まずはパリのモンマルトル周辺から。 モンマルトルはパリの北側に位置し、セーヌ川右岸の18区にあるパリで一番高い丘なのだ。名所としてはサクレ・クール寺院・テルトル広場・キャバレー「ムーラン・ルージュ」がある。 そしてあの名作映画「アメリ」の舞台となったのがモンマルトル。 んーここまでですでに雲行きがあやしくなってきた。 大丈夫かな神楽坂。 まーでも名所が似てるから街が似てる訳でもないしね。 ちょいと調べていたら大変な事実発見! モンマルトルと友好提携地区を結んでいる街が日本にあったのだ! その場所は「神戸北野」 やばいよ神楽坂。 神戸北野に先に友好提携結ばれちゃってるよ。 まーまーでも友達だからって似てる訳じゃないしね。 |
【似ているところを探してみよう】
まずは地理的な条件からパリといえばセーヌ川。 そんなセーヌ川的な川が神楽坂に流れているのか? 流れていた。 こりゃびっくり。江戸城外堀跡。 正確にいうと川じゃないけど、ここはぎりぎり良しとしよう。 じゃないとあまりにも条件が厳しすぎる。 しかし景観に川や山があるのは結構重要なポイントで、故郷にあった自然の景観に近いものがあるだけで、その場所が妙に懐かしく思えたりするのだ。 日本では川をあまり利用しないが、海外、特にヨーロッパなどではいまだに重要な輸送の手段の一つだったり、商業が発展するためのポイントだったりするのだ。 次はサクレ・クール寺院だが・・・これまたあった。 大きな安養寺に善光寺、そして光照寺、なかなか上出来だ。 ここで地形図から光照寺あたりが一番標高が高そうなので、ここはぜひ現地に行った時に調査してみよう。 なぜならここがモンマルトルの丘になる可能性があるからなのだ。 なんだかだんだん楽しくなってきた。 これがぼくだけの一方通行じゃないことを祈る。 次にテルトル広場だが、地図上では広場と名前がつくところはなさそうだ。。。 思えば日本には広場と呼ばれるような場所は少ないように思える。。。 次はキャバレー「ムーラン・ルージュ」 神楽坂にそんなところ聞いた事ないなーなんて思っていたら! なんとその昔パラパラの殿堂と言われたディスコが存在した! その名も「ツインスター」いまでは閉店してしまったが、十分踊れる場所があったのだ! そして神楽坂を舞台にした映画は! ドラマ「拝啓、父上様」・・・まぁよしとしよう。 だって主演が二宮君。。。アメリはモンマルトルのカフェで働いて、二宮君は神楽坂の料亭で働いてるドラマなんだから。。。 ここまででだいぶ希望がもててきた。 今までのを地図に書き込んでいく。 地図に書き込んでいこう すると「日仏学院」というのが飛び込んできた! なんとここ、フランス政府公認の語学学校、情報発信地! ホームページには 「日本の中のフランス」と書いてあった! こりゃびっくり! 日本の中のフランス! これである程度の下調べはできました。 次週は実際に神楽坂に行き、そして記したところを訪ねてみたいと思います! |
2007-12-06 00:00
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