小林的geography 第9回『富士山じゃないよ富士塚登山〜続編〜』 [火災報知器 小林「小林的geography」]





さて予想より雄大な富士塚を目の前に少々たじろんでいた私。
足をどんどん進めていくと、富士塚の絵図が!



これだけでも見にくる価値のある絵図


きちんと登山口が書いてあり、頂上まで書いてある。
これだけ見たらまさか今から6mの富士山を登るとは考えられない。
そして絵図の中央やや左側に「浅間社」と書いてある。
これはきっと北口本宮富士浅間神社だと思われる!
この神社は富士山を登山する人にとって中心的な神社だったのです。
約630分の1スケールの富士塚がここまでリアルに仕上がってるなんて!
さすが富士信仰!ここまで徹底してるなんて、ディアゴスティーニもビックリ!


【いよいよ登山】




まずは登山の安全を願いお参り。
気持ちがぐっと引き締まります。
高ぶる気持ちを抑えつついざ登山口へ、そこに一つの看板が。



登山の基本ゴミは各自お持ち帰り下さい


やはり登山者の最低限のマナー、自分のゴミは自分で持ち帰る。
実際本物の富士山もゴミが原因で世界遺産の登録を見送られているのがある。
これは登る前にいろいろ考えさせられる。
生半可な気持ちで登山しちゃいけないよ!

まずは勢いよく登山口へ。
体力があり余ってる私。
絵図ではここが1合目から2合目。



登山口の私


ここはまだ1合目


5合目あたりで道が険しくなってくる。
手をつきながらゆっくり慎重に登っていく。
後ろに写っているのが浅間社。



浅間社と5合目


さていよいよ佳境に迫ってきました9合目。
ここではもう顔もしんどい顔に変わってきました。
絵図でもきちんと記されてます。



しんどい顔で9合目


いよいよ佳境の9合目


すがすがしい顔で頂上到着!



無事登頂に成功!


いやいやとても素敵な登山でした。
登山時間はおよそ2分弱、しかしその120秒の中にはさまざまな思いが。
頂上にある本物の富士山の溶岩。



たくさんの気持ちが入っている溶岩


これに触りながらお参りするだけで本当に富士山に登ったようなありがたい気持ちになる。
ここまで一生懸命この溶岩を運んだ人の想いだとか昔からここに参拝にくる人の気持ちを考えながらの頂上。
たかが6mでもそこにはたくさんの熱い想いがあることを改めて知る。
なかなか絶景の頂上からの眺め



絶景の頂上からの眺め


下山はご陽気に



ご陽気な下山











【あとがき】

僕が下山してからすぐに親子づれが登山を始めた。
本当にここは富士信仰としていまでも崇められているんだなと実感。
富士塚を登るお父さんと子供、その無事を下で待つ妻。
なかなかぐっとくる一枚です。



登山する父子と見守る妻


東京には多くの富士塚があります。 そのほとんどが登れなかったり、入れなかったりしている。 ここ千駄ヶ谷の富士塚はいつでも登れるし立派な富士塚です。 ぜひぜひみなさんも登ってみてください!




nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0