小林的geography 第8回『富士山じゃないよ富士塚登山』 [火災報知器 小林「小林的geography」]





日本人はとにかくとやかく富士山が好きである。
うちの近くには富士見台という駅があり、高校の近くには富士見女子高校があった。
富士見坂なんてのもたくさんあるし、銭湯に行けば富士山が描かれている。
そんな富士山大好き日本人が考え出したのがこの富士塚というものなのだ。


【富士塚とは??】

そもそも富士塚とはなんなのか?
じゃっかん小難しい話になるけどちょっとだけ我慢してね。

関東には富士山を信仰する富士浅間(ふじせんげん)信仰という信仰がある。
この富士信仰では富士山に登山することが最高の修業となるわけなんですけど、江戸時代には富士山まで出かけることは簡単な事じゃなかった。
そこで江戸各地に富士山のミニチュアを作って、そこに登ることで富士登山を疑似体験しようとする信仰装置が誕生する。

それが富士塚である。

という事で修行を甘んじようとした結果富士塚を作った!ということです。
でもただのミニチュアを作っただけではなく、山頂付近には富士山の溶岩を盛っているのでもはや富士山!
それにしても富士山から溶岩を運んでくる方がよっぽど修行になりそうだ。。。

ということで大雑把な富士塚の説明が終わったところで富士塚に向かいましょう!


【いざ富士塚へ】

今回向かう富士塚は渋谷区は千駄ヶ谷の鳩森八幡神社内にある富士塚です!
なんとこちらの富士塚は寛政元年(1789年)に築造されたというから驚き!
アメリカではジョージ・ワシントンが初代大統領になり、フランスではフランス革命が始まったさなか、日本は富士塚を造っていた!

いやー平和じゃないのー
標高6mだもん
平和じゃないのー

都内最古の富士塚に胸を躍らせながらJR総武線で千駄ヶ谷に向かいました。



駅に到着

こちら千駄ヶ谷の駅から歩いておよそ4分!
左手に東京体育館を見ながら歩きます。



バレーボールのW杯!

東京体育館ではバレーボールのW杯なんて華やかな雰囲気
まさかそこから3分歩いたところに富士塚があるなんて知る由もなしに。
しかしバレーボールっていつでも大会やってるイメージだよなー

バレーボールのネットの高さが2.24m!
3つもたてたら富士塚を超えてしまう!
ボールの大きさが65cm!
およそ9個で同じ高さに!
全日本男子の松本選手のジャンプ最高到達点は358cm!
二段ジャンプ使えるなら2回で軽く超えてしまう。。。
恐るべしバレーボール!

バレーボールと富士塚を無理やりつなげるのはもうやめよう。。。

でも一応松本選手



NECブルーロケッツの松本選手



さてさて松本選手に別れを告げてとことこ歩く事約3分
一切迷う事もなくあっさりありました鳩森八幡神社



なかなか立派な鳩森八幡神社

神社の中には大きな銀杏の木があったり、狛犬があったりと都会の中の癒しな空間
実際、行った時間がお昼だった事もありお昼休みでお弁当を食べているOLさんがちらほら。
そのOLさんの小脇を通り抜けるとありました!
目指す都内最古の富士塚!標高6m!



草で覆われてるけどこれが富士塚

なめてちゃいかんよ、思ったよりちょっと小高い!
そしてなんだか草で覆われてるから険しそう!


それでは次回登頂模様をお伝えします!







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